製品概要
─ 水稲種子処理とは
種もみに薬剤を直接処理することにより箱施用剤と同等の効果、残効性を発揮し田植え後の本田の病害虫を防除することができる画期的な処理方法です。

シードグロースは、直播栽培と移植栽培の両方で省力化に寄与することができます。
移植では、箱処理剤の薬剤補充などの管理作業が不要となるほか、マイクロロング肥料などで箱粒剤を使用できない場面でも処理が可能です。
直播では、本田での病害虫防除の回数を減らすことができます。
また、種子処理剤は箱粒剤と比較して約94%の薬剤使用量を削減することが期待できます。
(ヨーバルトップ箱粒剤からルーチンシードFS+ヨーバルシードFSに変更した場合、重量換算比)
配送時の温室効果ガスの削減にも貢献します。
─ シードグロースのメリット
・ 処理コストが安くなる
目安ですが、箱粒剤と比較してポット育苗なら最大約50%、マット育苗なら最大約20%のコスト削減が期待できます!
・ 直播にも使用可
いもち病や紋枯病、ドロオイムシの対策で、移植栽培の箱処理と同じ効果を発揮します!
> ラインナップを参照
・ 処理が簡単
種もみネットに入れたまま、まとめて処理することができます!
> おすすめの処理方法はこちら
─ ラインナップ
農薬名 | 対象病害虫 |
---|---|
ルーチンシードFS | いもち病 白葉枯病 もみ枯細菌病 … など |
エバーゴルシードFS | 紋枯病 疑似紋枯症(赤色菌核病菌) 疑似紋枯症(褐色菌核病菌) … など |
ヨーバルシードFS | イネドロオイムシ イネミズゾウムシ ニカメイチュウ … など |
処理方法
─ 代表的な種子処理方法

─ 種もみネットを使った処理
1. 種もみネットに入った種もみをそのままミキサーに投入します。
(処理する種もみの倍の大きさのネットを使用する…例:5kgの種もみには10kg用の種もみネットを使用のこと)

2. 種もみネットごとに既定の薬量を分注します。1つのネットにつき、3か所程度に分けて、薬液が偏らないよう均一に分注してください。
3. すべての薬液を投下したら、ミキサーのスイッチを入れ5分間回転させます。
(回転中のミキサーにはくれぐれも手を入れない様お気を付けください。)

4. 5分後スイッチを止め、ミキサーから種もみネットを取り出し、乾燥作業に進んでください。
1. 種もみネットに入った種もみをそのままミキサーに投入します。
(処理する種もみの倍の大きさのネットを使用する…例:5kgの種もみには10kg用の種もみネットを使用のこと)
2. 種もみネットごとに既定の薬量を分注します。1つのネットにつき、3か所程度に分けて、薬液が偏らないよう均一に分注してください。

3. すべての薬液を投下したら、ミキサーのスイッチを入れ、電動噴霧器などで加水しながら5分程度回転させます。加水する量は状況に応じて調整してください。
(回転中のミキサーにはくれぐれも手やノズルを入れない様お気を付けください。)
4. 薬液が均一に処理されたらスイッチを止め、ミキサーから種もみネットを取り出し、乾燥作業に進んでください。

※ 低薬量で加水しない場合、ムラができる場合があります。
※ 薬剤を直接希釈した場合、種もみネット外に薬液が漏れることがあります。種もみネット外に出た場合は種もみネット内に戻りません。
― 広げて乾燥させる場合

1. 処理後種もみネットからとり出し、乾きやすいようにブルーシートに広げて約24時間以上乾燥させます。
(種もみネットを使用しない場合も同様です)
― 種もみネットのまま乾燥させる場合

1. 処理後、種もみネットに入れたままブルーシートに広げて乾燥させます。
2. 1.5~3時間程度経過後、天地返しを行うことで固結を減らすことができます。
(天地返しを過度に力を入れて行うともみ殻がはがれる場合がありますのでご注意ください)
※ 天地返しを行わなくても、固結は簡単にほぐれる場合が多いです。
※ 薬剤処理時の注意事項
・種もみネット毎に薬剤を規定量分注して下さい。
・処理する種もみの倍の大きさのネットを使用しましょう。
・種もみネットがミキサー内で絡まない用に注意してください。
・種もみの乾燥状況によって、薬剤の付着にムラがでる場合があります。
・低薬量の場合は電動噴霧器等で加水しながら、処理を行ってください。
※ 乾燥時の注意事項
・天地返しを過度に力を入れて行うともみ殻がはがれる場合があります。
・天地返しを1度行うと乾燥後の固結は少なくなりますが、気象条件等では乾燥後も固結する場合があります。(天地返しを行わなくても、固結は簡単にほぐれる場合が多いです。)
使用事例
準備中…
参照