FJDynamics AT2

多機種農機自動操舵対応

トラクターや田植え機など、国内外様々なメーカーの新旧機種を自動操舵可能にするソリューションです。
※ 一部取付ができない機種があります。事前にご相談ください。

センチ単位の作業精度

FJD AT2 農機自動操舵システム、GNSSとRTKを利用して、あらゆる地形において±2.5cmの操作精度を実現しています。トラクター、田植え機、その他の農業機械に幅広く対応し、システムによって重複作業の回避やコストダウンの実現から、生産性の向上に繋がります。

カンタンに自動旋回

畑の端でスムーズかつ穏やか自動旋回ができるように設計され、機敏性と連続性を確保できます。

コントローラー

寸法275×180×40 mm
スクリーン10.1インチ タッチスクリーン; 700nits LED スクリーン
入力電源9V – 36V
ピクセル1280×800 ピクセル
ストレージ2G RAM, 8G ROM
動作温度-20℃ – 70℃
保存温度-40℃ ~ 85℃
防水防塵IP65
WiFi設置2.4GHz周波数帯
周波数範囲:2.4 GHz-2.5 GHz,
出力:14dB±1.5dB
アクセスポートメインハーネスx2、ラジオx1, タイプC x2, SIMカードx1

GNSS受信機

対応GNSSGPS: L1C/A, L1C, L2P(W), L2C, L5;
GLONASS: L1, L2;
BDS: B1I, B2I, B3I, B1C, B2a;
Galileo: E1, E5a, E5b
QZSS:L1, L2, L5
衛星補正SBAS: WAAS,EGNOS,MSAS
寸法162×64.5 mm
動作温度-20℃ – +70℃
保存温度-40℃ ~ +85℃
防水防塵IP66
動作電圧9V – 36V
加速度精度<300mA
Operation Current<300mA
ジャイロスコープ精度0.1°/s
ロール角とピッチ角0.2°

電動ステアリングホイール

(選択可)

寸法大:410 × 410 × 135 mm
小:370 × 370 × 123 mm
入力電源12V / 24V
最大トルク大:20Nm(12V) / 30Nm(24V)
小:30Nm
防水防塵IP65

注意事項

〇 ステーの取り付け

アンテナ類を取り付けるために、追加部材が必要になる場合があります。
特にGPSの取り付けブラケットがない田植え機では、本体+取付費用の他に別途料金が発生いたします。

〇 コラムカバーの加工

電動ステアリングハンドル取り付けの際、取り付けブラケットがコラムカバーに接触するため、ほとんどの機種で加工が必要になります。
写真のようにカバーを大きく切断する場合もありますので、あらかじめご了承ください。

FAQ

現在はトラクター及び田植機を中心に拡販されています。
ただし、取り付けが難しい機種もありますので上記注意事項をご確認の上、お近くの(株)コハタ営業所までご相談ください。

保証修理を受けられる期間は原則、納入日(お客様にお渡しした日)より12か月です。

できません。RTK基地局をご用意いただくか、ネットワークRTK(Ntrip方式)を契約する必要があります。

ネットワークRTKをご契約の場合は、RTKの契約料金およびインターネット通信費がかかります。

直進のみ自動運転となります。旋回やアクセル、ブレーキ、作業機昇降は手動操作となります。

現在はできません。

トラブルシューティング

  1. 作業中にS字のカーブが発生
    1. リアルタイム状態でのロール角とピッチ角がリアルタイムに変化しているかを確認してください。
    2. 角度センサーを修正してください。
    3. GNSSアンテナのコネクタが正しく設置されているかを確認してください。
  2. 自動作業中に、ステアリングホイールが動作しない
    1. ブレーキの状態を確認してください。
    2. モーターのテストを行ってください。
    3. 農業機械の電源を一回切ってから再起動してください。
    4. 角度センサーが正しく取り付けられているかを確認してください。
    5. GNSSアンテナのコネクタが正しいかを確認してください。
    6. 設定画面で角度センサーを再度キャリブレーションしてください。
  3. G信号がない
    1. SIMカードが挿入されているかを確認してください。
    2. 4Gアンテナが正常に接続されているかを確認してください。
  4. RTK信号がない
    1. 基地局RTKに接続する場合、基地局は電気があるかどうか / 正常に使用されているかどうか確認してください。
    2. ネットワークRTKに接続する場合、4G信号が正常であるか確認してください。
    3. ネットワークRTKに接続する場合、ntripアカウントが利用可能かを確認してください。
  5. マルチラインモードで作業ライン間隔距離が不一致
    1. 農業機械パラメータが正しく入力されているか確認してください。
    2. 農業機械キャリブレーションが完成したかどうかを確認してください。
    3. 機具キャリブレーションを再度行ってください。
  6. 作業開始後車両が片方に寄せる / ベースラインに入れない
    1. IMU状態を確認してください。
    2. 全車キャリブレーション状態を確認してください。
    3. 角度センサーの状況を確認してください。
    4. 車両パラメーターの情報を確認してください。
    5. モーター状態を確認してください。
    6. RTKの状態を確認してください。
    7. ベースライン倍数調整を行ってください。
  7. トラクターがベースラインに乗っていない(AB線とあっていない)
    1. 機器キャリブレーション設定されたかどうかを確認してください。
    2. 取付偏差値を確認し、調整してください。
    3. RTKの状態を確認してください。

取付事例紹介

株式会社FAG

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