DJI Mavic 3M
データの見える化で、よりスマートに。
効果的な航空測量では、目には見えない情報を見える化する必要があります。Mavic 3 Multispectral (Mavic 3M)は、RGBカメラとマルチスペクトル カメラの2種類のカメラを搭載し、これらのカメラで作物を詳細にスキャンし、作物の生育状況を分析できます。Mavic 3Mは、農業生産管理に必要な高い精度の詳細データをを提供し、農業の「見える化」を促進します。
特徴
5MP マルチスペクトルカメラ
20 MPのRGBカメラ 1台と5 MPのマルチスペクトル カメラ 4台(グリーン、レッド、レッドエッジ、近赤外)を搭載し、新たにアップグレードした撮像システムは、高精度航空測量、作物の成育モニタリング、天然資源調査などに応用できます。
統合型日照センサー
内蔵の日照センサーが太陽放射照度を捉え、画像ファイルにその情報を記録するため、2D再構築中に画像データの光量を補正することができます。これにより、正確なNDVI(正規化差植生指数)データが得られ、時間をかけて取得したデータの精度や一貫性を高く保つことができます。
効率的で安心のバッテリー駆動時間
最大飛行時間約40分。
100Wバッテリー充電ハブを使用して高効率な急速充電も可能。
航空測量
Mavic 3Mは、傾斜地であっても、地形フォロー航空測量を実行することができます。DJI TerraまたはDJI SmartFarmプラットフォームを併用すると、農業用ドローン用の3次元での作業ルートを生成し、より安全で効率的な作業を実現します。
リアルタイムに生育診断
Mavic 3Mは、農地の観測活動をリアルタイムで実行できます。DJI SmartFarmプラットフォームを併用して、発芽不良、雑草圧、作物の倒伏などの異常をタイムリーに見つけることができます。また、綿の発芽状態の識別やコメの収穫量の分析などをAIを使って実行し、作物の生育情報をリアルタイムで共有したり、農作業に関する指導を提供したりしてくれるので、広大な農地を1人で管理するような場合でも安心です。
可変施肥
Mavic 3Mを使用して、作物のマルチスペクトル画像を取得することができます。その後、DJI TerraまたはDJI SmartFarmプラットフォームで、NDVIやその他の植生指数マップを生成し、人間の目では確認できない作物の状態の視覚化し、農業ドローンが可変施肥を実行できるように処方マップを生成します。これにより、最終的にユーザーは、コストを削減し、生産量を増やすことができ、さらに環境への負担も低減することができます。
NDVIとは?
NDVI 正規化植生指数 スペクトル反射特性植物は光合成色素の働きで可視域の電磁波を吸収し近赤外域(NIR)の電磁波を強く反射する特性があります。
植物の分布状況や活性度は、吸収帯域である赤色の波長域と吸収しにくい近赤外線の波長域の相関関係を利用した植生指標(NDVI)で表せます。
NIR:近赤外域の反射率 RED:赤の反射率
植生指数値(NDVI)と植生状態の関係 -1~1までの数値で表記されます。
■ -1.00~0.00 死んだ状態
■ 0.00~0.33 不健康な状態
■ 0.33~0.66 やや健康な状態
■ 0.66~1.00 非常に健康な状態